借家主義 ~自由なライフスタイルを愛して
夫婦というのは価値観が同じでないと、楽しくありません。
そういう意味では、私とツレアイokayanの家に対する価値観は、かなり同じでありました。曰く「別に、"夢のマイホーム"とかじゃないし...」。
二人とも、「やりたいこと」をして生きてきました。それは、私の場合にはコピーライター、プランナーを経て「ごはん屋さん」へ。okayanはバックパッカー、フリーター、そして広告系のデザイナーを経て「ごはん屋さん」。大企業のおつとめの会社員の方がお持ちの「安定」という価値は我々にはない、吹けば飛ぶような小さなごはん屋さんのオーナー夫妻。けれどそこにはいい意味での「尻軽さ(身軽さ)」「自由さ」「可能性」があって、それは我々夫婦が愛してやまないものなのです。
そして、だから、借家が好きでした。
ライフスタイルがかわれば、住み替えればいい。住みたいところが見つかったら、住み替えればいい。「将来、どっかの島に住んで民宿とかやりたいな...」「田舎暮らししてみたいな...」なんてことも、借家だから「その時が来たら」住み替えればいいと思っていた訳です。
海外に住みたくなるかもしれないし...地方に住みたくなるかもしれないし...旅行に行くと「うーん、この町は結構住みたいなー」「ここは住めないなー」なんて目線で町を歩くのも楽しいものでした。(ちなみにミヤザキ的に住みたいと思った町は「愛媛/松山」「広島/尾道」「岩手/盛岡」「香川」「熊本(母の出身地)」「沖縄」「屋久島」など。ツレアイの出身地、山口なら湯田温泉/山口市内周辺)
でも、そんな想像は、2つの出来事から、ただの夢想になりました。
遠い将来は、わからないけれど、とりあえず今は、「もっと大切な何か」に、気づいてしまったのです。